今日の詐欺メールさん - 2025.10.14
フィッシングメール、詐欺メール、なかなか無くなりませんね。 僕の個人メールアカウントにはインターネットプロバイダのスパムフィルタもかかっているのですが毎日数通はやってきます。 「そんな証券会社そもそも使ってないよ」「そんなクレジットカードそもそも持ってないよ」と明らかに分かるものもあれば、油断していると騙されてしまいそうなものもあります。 今が旬なスパムネタの一つは国勢調査ですね。 今日のスパムメール、タイトルは 「【国勢調査】個人向け給付金・補助金に関する意向調査のお願い」 デザイン、ルック&フィールは良くできているのでつい騙されてしまう方もいるかもしれません。LLMの進化により文章も自然な日本語になってきましたね。 文章の不自然な点などをブログに書くと攻撃者に改善のネタを与えてしまうだけになりますので、スパム対策の基本の範囲の中で何点か指摘してみます。 偽サイトへのリンク メール内でクリックできるところを(絶対にクリックはせずに)マウスオーバーします。で、ポップアップ表示されたリンク先を確認すると、全然あやしいドメインであることが分かります。 メーラーの設定によってはHTMLメールを表示しただけでマルウェアをダウンロードされる可能性もあります。自動で画像などをダウンロード・表示しない設定になっているか確認しておきたいですね。Outlookも何年も前からそれがデフォルト設定になっているので大丈夫なケースの方が多いとは思いますが... 面倒を厭わない方であればHTMLメールはまずHTMLを直接読んで怪しいところをチェックする、とすればより確実ですね。 急がせる・あわてさせようとする こうやって急がせる、焦らせるのもスパムメールの特徴ですね。 送信元メールアドレスが偽物 送信元メールアドレス(Fromヘッダー)は偽装することも可能なのですが、最近は対策が進んできて偽装するのが面倒になったのか、このように明らかに偽ドメインで送ってくるスパムメールが増えました。 ただし、依然として偽装可能ではありますので、ここが省庁の正規のメールアドレスであっても本物である証明にはなりませんので、お気を付けください。 以上、「知っとるわ」「分かっとるわ」という程度の基本的なポイントではありますが、健やかなるときも病める時も、ヘロヘロに疲れているときも、基本的な確認をおこたらずに...